少し読んでもらうもらうことも考えて、今回からタイトルにキャッチーなワードを入れてみたりしてます。
その前に個人的に見ているのに感想書いてない防備録、「手紙」「デスノート2」←去年じゃん! 「幽閉者テロリスト」「ブラッド・ダイヤモンド」「ITバブルと寝た女」「スパイダーマン3」
今回はいつも以上にネタバレします。
菊地凛子さんのアカデミーノミネートですっかりブランド価値を高めた「バベル」ですが、アートワークは世界地図って勢いはさすがです! パチパチ!!
映画はまず何が驚いたかって、菊地さん高校生役!!! いゃあ、作品情報は事前にキャッチしておくべきですね(笑)。
でも、意外に制服着てるといけちゃいます。脱ぐとさすがにカラダの線が高校生じゃないだろ!と突っ込みたくなりますが。。。
(29才に高校生役演らしている私に言われたくないか…爆)
では、共同研究課題(謎)として、こういう時、どうやったら高校生に見えるのか?
裸になって刑事に迫るという思いになった時、もっと芝居で小刻みにパタパタっと出てくる、恥じらうなど、歳を下げる演技はあるのですが、感情的、性格的にそういうシーンでもキャラでもないから、結果的にああいうバランスをとっている。最初そう思ったのですが、ちょっと引っ掛かるものがありました。
普通にストーリーを追えば、進行する4つのシチュエーションとも絆を強くする、そういう思いの映画ですが、私は日本パートだけもうひとつ、別の意味も感じていました。
近親相姦的な匂い(じゃなければせめてラスト全裸じゃなくったっていいと思ってしまいます)。日本だけ負(悪いという意味でなく引いて元に戻るような)印象がありました。
役所さん菊地さん親子の近親愛が原因で母親自殺って線の裏ストーリーが、私の頭に妄想され、それをバックアップするように菊地さんのカラダの線が大人びているわけで、さらにそれを芝居で子供っぽくする必要があったのかなかったのかが私の中で大問題になっている状態なのです。それでこんな書き出しになったのです。
あれこれそんなことを考えていると、80年代くらいの意味をひも解かないと楽しめない映画が全国公開映画に生き残っていた頃を思い出してしまいました。
解釈を友人と語り合えるような映画が闊歩していた時代ですね。
今、インデペンデントでさえ、プチメジャーテイストの当たる映画、つまり、面白さを語り合えない映画、感想を「面白かった」「感動した」などとワンワードくらいしか言えない映画が多いような気がするのです。
そんな中、ハリウッドスターが出ていようが、まさにこれは究極にインデペンデントぷんぷんの芳香を現代にまき散らす貴重な映画でした。(ちなみに手持ちのような映像ももちろん多いし)
ということで、かなりの好感度を前提に「俺ならこう撮る」ですが…
菊地さんたちのグループに麻薬まであげてクラブに踊りに行った男子三人、なぜ一番かわいい菊地を狙わない??? 以上。