俺ならこう撮る

映画監督・プロデューサー越坂康史の「もしも」の偏愛的映画感想と日常。
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「てれすこ」見事に言葉が自分のものになっている
実は10年前に小泉今日子さん主演で「砂の女」をつくるのが夢という表明をして以来、意外にも主演作をスルーし続けていたりしています。それは小泉今日子さんのやっている役に実はあんまり私が動かされなかったからだったのですが、本作はある種のアイドルの残像を残す小泉さんが見れそうということで見てまいりました。
中村勘三郎さん、柄本明さん、小泉今日子さんをはじめ芸達者な面々が顔をそろえて芝居的にはゴージャスこのうえない。特に主演三人の台詞については、よくある時代劇で見られるような方言とか時代劇言葉を言わされている感がないスピードのある発声で、言葉が身についているというか、自分のものになっているのが素晴らしいと思います。もちろん庶民の話という性格もあるし、それほど難しい言葉はないということもあるでしょうけど。快活に作品世界にひきこんでくれます。

「俺なら」的に不満があるとすると、まぁ、かなり根本になっちゅうけど、「てれすこ」がなくてもストーリーが成立しちゃうことかしら。象徴的に描かれているポイントは入っていますが、ここはやはりもう少し三人のロードムービーのどたばたの中に投入していただきたいなぁと。中村さんか江本さんがてれすこを知ってから、それを食べるのが旅の目的の二つ目くらいになってもいいのではと思ったりします。
また、中村さんがてれすこによって過去を断ち切る決意をするんですけど、これも自分の中からというより、ちょっと他力な印象があってテーマとして最後にもってくるには弱いかなぁ、とってつけたかなぁと思っちゃいました。
【2007.12.28 Friday 23:50】 author : koshiy2010 | 日本映画2007 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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