というわけで、ようやく日常を取り戻しました。
で、年末年始はいいかげん「A作品」編集します。
その前に、ありがたいことに今月から4本連続リリースになります。TさまがVシネコーナー縮小しようが、みなさまに発見の歓びのある作品をお届けすべくがんばってまいりますよ!
ということで、今回は「ドクターZERO 精神分析医・財前零子」。一瞬見るとパロディっぽいので、オルスタックのあのシリーズの再来かと思いがちかも知れませんが、なかなかどうして、企画は以下のように時間かけてつくってます。
とりあえず「ドクターX」見る→「サイコドクター」レンタルにないからBOX買って見る(工藤夕貴さんいい!)→増村監督の「音楽」も見る→精神科ものを見続けていると飽きてくる→なぜか山本薩夫監督「金環蝕」を見る→面白いから、くっけたくなる。
ニューセレクトさまのお題では、財前零子という精神科医が政界・財界・芸能界のセレブの誰かを狂わせていくような話ということだったので、一番飛びつきやすい芸能界にしようと思ってたのだけど、「金環蝕」で秘書たちが暗躍する様子を見て、考えが変わった。今井ならぬ古井理絵という元アイドルがいくつかの精神疾患を抱えながらも政界デビューを目論むことにする。それの糸を引いているのを秘書にすれば、それほど政界のドンみたいなキャラが出なくてもなんとかなるな→古井理絵は政界に遠いキャラにしよう→子どもっぽい初芽里奈さんがいいな。
財前零子はスター気質が必要だ。本当は20代で精神分析医なんて無理らしいので、もう少し年齢をあげたかったが、大槻ひびきさんが候補にあがって、スケジュールきついし、どうしようか迷ったけど、「1日くらいで判断してくれたらスケジュールとります」のマネージャーのごり押しもあり、やってみたらうまくはまってくれたのでよかった。
それで、色々リアルなことを考えていくと企画が進まないので、闇医者にする、精神分析医になれなかった医者。なら、年齢も多少若くていい。多少突っ込まれても、「闇医者ですから」で逃げられる。あとは脚本、頼みます、って展開。
そしたら、財前零子がいい医者であがってきてしまった。零子が狂わないと。ということで、理絵を監禁して…みたいに得意分野にもってくる。はまったはまった。さぁ、あとは撮るだけ。初芽さん10着以上の私服を用意していただいて助けられた。
ふう。
では予告