俺ならこう撮る

映画監督・プロデューサー越坂康史の「もしも」の偏愛的映画感想と日常。
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最近見た映画、まとめて感想2015/10から今日
本当は、「東京地下女子刑務所」の告知をしようと思っていたのだけど、告知ばかりでは味気ないので、予定変更。
そう思わせる映画に出会ってしまった。
その映画の話は、この長文感想の末へ。

「天空の蜂」
メジャー映画の中で、このテーマを扱うのは素晴らしいと思いました。
しかし何だろう。初めて「新幹線大爆破」を見た時のような、あの悔しさがこちらに迫ってこないのは。
物語は子どものサスペンスを途中放棄するわけだから、犯人が自らの命をかけて行った現社会に対する提案。それは「ライフ・オブ・デビットゲイル」のような、「1人の人間が社会を変えようとする」こと。そしてその無力感のお話のはずなのです。ま、でもしかし、それは色んな事情なのか、ややサブ扱いに見えてしまいます。みんな熱演しているのに。
とはいえ、勇気はある。最近の松竹は気骨を感じます。

「図書館戦争」(1作目、DVD)
こちらは逆に期待していなかった分、前半がそこそこブラックでよかったです。
法律自体が矛盾に満ちているのが素晴らしいです。
でも、そこは追っかけず、後半は少女マンガ的にまとめちゃうと。もったいない。

「マイ・インターン」
この映画を見てから、人に貸すためのハンカチを一枚持つようにしておりますが、未だに使う機会はありません。w
実は「女性」と「おじさん」層という所に特化して、気持ちよくさせる映画なんですよね。
普通なら、そういうマーケティング的な所が見えると好きにならないのですが、メールを消しにいく、本当に、この映画には必要ないかも知れなかったあのシーンがあるおかげで、好きになれる。そういう意味で、さすが、と思ってしまうんです。
極端な何かは、必要なんです。

「海難1890」
体制的美談映画のように言われますが、トルコは「ミッドナイト・エクスプレス」の国ですから、その時代、その出会った人々なんですよ。日本人が素晴らしいんじゃなくて、あそこにいた人々が素晴らしいんです。トルコ側の飛行機に乗らなかった人々もしかり。それが時代を越えて、つながっているのが面白い、というのがこの映画の良さであり、僕は主人公は民衆だと思いました。
映画的な編集を味わえる作品ですし、監督が時間をかけて企画を考えているのが伝わる作品でした。三輪ひとみさん押しもありますが。w

「恋人たち」
いい映画だと思いました。アカデミーも何部門か投票しましたよ。w でも、足りないのはエロだね。ATGからエロを抜いたような映画なんですよ。そういうのが評価される時代にジェラシーを感じます。これなら「二十歳の微熱」の方がエロいよね?

「やるっきゃ騎士」(DVD)
すごい。パンチラくらいのアイドルセクシー路線なんですけど、「ハレンチ学園」「パンツの穴」の系譜を引き継いでくれる人がいるのに感激。ここで、こだわりを感じるのが、パンチラされた女子のポーズが、みんなそれぞれ違っているんです。元々の原作がそういうことなのかも知れませんが。
予告探してみてください。それだけ見ても僕の言いたいことはわかっていただけると思います。w

「メイクルーム」(DVD)
かつての盟友?栗林里莉さんがゆうばりに登場した作品ですから、自称ゆうばり出身監督としては、押さえねばなりません。
で、安いし、ゆるい感じなんです。でもね、ずっと見ていると、不思議とその世界にはまりたくなる。
やはり、作りたくて作っているのは、強いな、と反省しました。これは必要な映画なんです。そして、クランクアップして、さわやかな気分になれる。この作品を見たせいで、今日は告知をやめました。


9月からAmazonプライムが、ビデオサービスを開始するようになり、小道具買うのに早くついて欲しいと思って入っていたAmazonプライムでしたが、色々動画が見れちゃうようになり。ここから先はそこで見た作品の数々。すごい作品の宝庫なんです。

「でんきくらげ」
好きな増村監督なので。この監督、僕よりやっぱり変態です。w 「赤い天使」とかも相当だったけど。いやぁ、強いな。

「黄金の犬」
なかなかのトンデモ映画でびっくりした。でも、2回見ると、演出意図はしっかりしているんですよ。とにかく鶴田浩二さん演じる刑事が、仕事中に酒は飲むし、相手が抵抗する前に何の口上もなく撃つし、逮捕状もないのに有力代議士の選挙事務所から秘書みたいな人を連れて行こうとするし、島田陽子さんといい仲になるし、やりたい放題です。
話がちょっと違うテレビ版が懐かしくなって、DVD購入しちゃいました。これこそAMAZONの罠にはまっている気がします。

「鬼龍院花子の生涯」
極妻がここからはじまっていると聞いてびっくりしました。確かに、岩下志麻さん、慣れてない緊張感がある。w 仲代達矢さんと山本圭さんの関係が絶妙で面白い。そして夏目雅子さんに見とれる。その少女時代を仙道敦子さんってすごいな。

「白昼の死角」
たまらない、悪っぷりが。夏八木さん主演作というのは意外に少ないので貴重。こう見ると、70年代から2010年代まで日本映画を支えてくれてたと思います。

「炎上」
市川雷蔵さんというと、眠狂四郎と中野学校のイメージしかなかったので、こんな鬱屈した青年を演じているとは。名作です。

まだまだ勉強不足ですね。
 
【2016.01.09 Saturday 20:47】 author : koshiy2010 | まとめて感想 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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