俺ならこう撮る

映画監督・プロデューサー越坂康史の「もしも」の偏愛的映画感想と日常。
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「アンフェア the answer」思い切りスリラーに振り切っているのは好感
前作「アンフェア the movie」は正直、あまり記憶に残らない映画でした。印象として警察病院舞台は珍しいなと子役の芝居が駄目くらいかしら。
しかし、本作は前作脚本の佐藤嗣麻子さんが監督枠ゲット。自ら得意とするスリラー・ホラー方向に振り切り、めんどくさい子役をロスのおばさんに預けて、篠原涼子さんの女子力をアップさせるとともに、ジェットコースター的にやりすぎなくらいのどんでん返しな展開にしてました。
そして、なんといっても短いとはいえ、ネジ打ち込みの篠原さん陵辱シーンあり!

想像すると、USBをどうするかのベースストーリーがきっと先にあったのかなと思いました。ここでの佐藤監督のポイントは、興味のわかない人にはどうでもいい前作のUSBネタで引っ張るのは駄目駄目になると思って、「ノーカントリー」や海外のミステリータッチのスリラーをこれでもかと引用して、映画らしい空気を醸成している点。これが成功しています。力のこもったアジトの美術・装飾は必見です。
そして、多少頭弱い、信頼できる人三人のうち二人は裏切り者とか、単身アジトに乗り込んで見ている間に犯人帰ってきちゃうなんていうのもありつつも、なかなかスリラー的に「危ない、危ない」「どうするんだ雪平?」風には楽しませてくれるので見ている間はお得感満載でした。

でもね、全国公開映画で「ノーカントリー」みたいな僕らにとってはメジャーな映画のキャラクターを真似しちゃうってどうよ、となってしまいます。メジャー映画がB級映画のいいとこどりしたり、B級映画がメジャー映画の引用するのは、いいと思うんですけど。大森南朋さんがボンベ担いでいる画はさすがに真似しすぎですよね。
ラストもあそこまでやっちゃうと何でもアリになっちゃう。
ま、たぶん成立させるのに必死だったのかなぁ、と想像しますけど。

それでも、見どころはたくさんある作品なので、スリラー初心者に本作を通じて面白さを味わってもらうくらいに考えれば、努力は実っていると思いました。

【2011.10.26 Wednesday 21:36】 author : koshiy2010 | 日本映画2011 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
コメント
アンフェア、スリラーなんですか?見てみたいかも!スリラーとかホラー大好きなので★
【2011/10/27 1:05 AM】 佳奈美 |
前作よりは全然スリラーです。おすすめします。
【2011/10/27 3:01 PM】 越坂 |
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