俺ならこう撮る

映画監督・プロデューサー越坂康史の「もしも」の偏愛的映画感想と日常。
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「探偵はBARにいる」ようやく監督のやりたい世界に
監督の橋本一さんは日芸の同級でした。実習で作っていた「血断!」という映画には私も出演しておりまして、もう完全にとんでも系のアクションやりたい人。だから「茶々」がアクションだけ生き生きしてたり、大阪城が爆発するのは仕方ないことです。笑
初期にやくざ物でアクション入っているのがあったりしますが、私に言わせればようやく監督がやりたい世界にかなり近いものができたんでないかと思うわけです。

作品評価としては、東映のテレビシリーズなどやルパンなどとの比較する論評が多いですが、忘れちゃいけないのは、50年代くらいの探偵映画のような風格も取り入れている点。
あのナレーションの語りなんていうのは、原点はそこですからね。
バイオレンスやアクションもユニークで歯切れよく、ただ一点最後のあの人物に当たった銃弾がたしか2発くらいというのは、「血断!」で派手に血を吹き出していた橋本監督にしては、大御所出演者に気をつかった、あるいは撮影場所を汚さないようにした感があって、えっ?とは思いました。とはいえ、西田敏行さんとか普通に転んだりするカットもあったりしてますけど。

メジャー作品なのでエロとかバイオレンスは振り切れないのは了承済みの中、それでもそこそこのやりたいことをやっていて、バランスは素晴らしい。昔だったら2本だての1本みたいな規模感の作品ですが、こういう職人的なうまさでもって愛すべき作品に仕上がっていくことに感銘を受けます。
たぶん他の監督がやると「ハンナ」みたいな70年代風アクションとPVの融合みたいなのは作れる人はいるけど、こういうタイプのスタイリッシュ性はできないんですよ。そういう意味でも貴重。

次回作も楽しみ、東映のドル箱になるといいなぁと切に願います。

【2011.10.09 Sunday 15:03】 author : koshiy2010 | 日本映画2011 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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