告知遅れました。

「ミッシング55 ファイナル・ブレイク」リリースです。

予告はこちら、fc3にもあります。
「44」に比べて「55」はスパイものとあってアクション要素も強いです。
誰も気づいてくれないので散々語ってますが、劇中で言う「大人」は権力、「子供」は民衆の暗喩。そう見ると愛葉さんの歌うあのCMのパロディで私たちの今置かれている問題とリンクするはず。
前作が忌まわしきそのシステムを描いているとすれば、本作はそのシステム崩壊の中での犠牲のお話なのです。だから虐待的描写がさらに振り切ってしまいます。笑
よく、どういう所からああいう描写を思いつくのですか? と聞かれたりしますので、今回はインスパイアリストを公開しちゃいます。
「44」は以下から影響
・主人公たちの名前…ミホ→セーラー服反逆同盟、イズミ→少女コマンドーIZUMI、アスカ→花のあすか組!、サキ→もちろんスケバン刑事。
・納豆…若い時に読んでいたとりみきさんという漫画家の作品に「納豆の光」という宗教団体が出てきて、指先でネバネバやるのがインパクトでした。ま、僕らは指先どころじゃなくなりましたが、インパクトのあるオープニングを飾りたくて。笑
・ムチ打ち…以前書いたシマンデル監督作品はもちろんですが、篠田正浩監督の「処刑の島」で感化院の男子たちを三國連太郎さんがムチで追い回すシーン。
・拷問椅子…アルバトロスさんの「パニックチェア」。AVのBabyの諸作。
・手を頭にやるポーズ…シマンデル監督作品であれは服従のポーズらしいので引用させていただきました。
・マッサージ…最初、仕事を何にするか迷ったのですが、借りる予定のスタジオにエステサロンがあったので、予算節約もあり。笑
・目パチパチ…フリッツ・ラングの「メトロポリス」の女性アンドロイドが完成した時のウィンク。
・電流殺人ショー…殺人ショーネタは結構どこにでもあるので、それに電気を加えることに。当初、コードがからまったりみたいな緻密なことをやろうと思っていたんですが、大変すぎてシナリオ段階で諦めました。
「55」は以下から影響
・主人公の名前…京子、結花、由真、唯→すべてスケバン刑事シリーズから。
・スパイもの…増村保造監督の諸作。届いてませんが…笑 ほんとは恋愛もからめたかったのですが、要素が多すぎてなくなくカット。
・吊り…90年代のVシネ「虜 監禁島」の脚の上がっている拘束ショットが美しくて。
・水攻め…ま、描写違うけど「二重スパイ」。
・脱走の役割…「大脱走」
・胃袋に隠す…「肉弾」の反芻エピソード
・マヨネーズ…納豆並みのインパクトあるツールとして、スーパーで探しましたよ。笑
・サランラップ…よくAVで巻いた状態のものを見かけますが、なんで巻く所をやらないんだろうと思ったら、結構巻くのが大変なんですね。笑
・由真と唯のレズシーン…鵜飼いのようにしたかった。笑
・殺人ウィルスの名前…MM89は「復活の日」のMM88をもじったもの。
・校長室、ラストの対峙アクション…ま、よくありますが「トゥルー・ロマンス」とか。
・途中で入るCM…みなさんご存知のあれです。
ということで、好評レンタル中です。よろしくお願いします。