俺ならこう撮る

映画監督・プロデューサー越坂康史の「もしも」の偏愛的映画感想と日常。
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「八日目の蝉」これが芝居っていうんだよね
永作博美さんの芝居が圧倒的によかった。うちの作品に出るみんなに見本として見せたい。もうRibbonとは言わせないって感じです(笑)。オープニング近くの井上真央さんのノーブラTシャツの寝姿に萌えている場合ではないわ。かくいう井上さんは可愛いキャラじゃなく、衣装も地味だし、劇団ひとりさんとのラブシーンなども説得力ある魅力的な芝居。さすが僕が育てた…(嘘)。

ちなみにお父さんが持ってくるお金の封筒はみずほ銀行でしたね(笑)。とはいえあのシーンは伏線として重要で、後に母にお金を借りに行くシーンがあるのですが、「なぜ借りやすい父から借りないか」を観客が考える→主人公が実母との対峙を望んでいたことが理解・強調できる。母にお金を借りに行くシーンが唯一の現在のあの親子の状況を台詞以外で感じ取らせるシーンになりえているのはこの父とのさりげないシーンがあったから。ここがシナリオ的にうまい。

ドラマが終わった時点で問題は精神的以外に何も解決しておらず、ある程度の暗黒エンディングなのに好感が持てます。「悪人」で見れなかった逃亡感もあって楽しめます。
ただ、サスペンスという観点で楽しめる要素があるのに、小豆島で中だるみしてしまうのも否めません。犯人逮捕の後に最近はやりの時制をくずした編集順効果によって感動の沸点をもってきて、強引に結実した感じもあります。
感動とスリルの2頭は追えないので、映画としては冷静な判断・幸福な選択をしているとは思いますが、自分好みでないかも知れないです。

でも永作博美さん見れただけでいいです。あと背中を曲げた小池さんの芝居も好き。
芝居をやっている人必見。

【2011.05.22 Sunday 13:25】 author : koshiy2010 | 日本映画2011 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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